浄水器には様々な種類があり、それぞれに特徴が異なります。ただその機能としては水道水を浄水して、より安全性の高い水にすると言う内容です。その中にあって最近、特に人気を集めているのがRO方式の浄水器です。RO方式とは、正式には逆浸透膜と言います。
浄水器が浄水する仕組みは、その中に設置されているフィルターを通して不純物を濾過すると言う仕組みです。RO方式で使用されている逆浸透膜は、他の浄水器で使用されているフィルターとは比較にならないほどあいている穴が小さいのが特徴です。その大きさは0.5~2ナノメートル程度で、それ以上の大きさを持った物質は、この膜を通過することができません。そのためRO方式のものは、非常に浄水機能が高い、水道水をほぼ純水にする機能を持っていると言うことから人気を集めています。
もう少し、この膜の凄さを紹介すると、この膜を通した海水は真水になると言われています。また放射性ヨウ素131は10~100ナノメートル、ピコルナウイルスやパルボウイルスと言った、最も小さなレベルに属しているウイルスでも約20ナノメートルの大きさなので、RO膜を通過させれば、こうした物質の除去も可能です。ただしRO方式の浄水器は、高機能であるが故、価格が高いのが特徴のひとつです。またフィルターに対してのメンテナンスも欠かせないので、年間費用もそれなりにかかります。
更に設置場所が必要になると言うのも注意点です。しかしそうした点があってなお、純水、安全性が非常に高い水を飲むことができると言うのは、人気を集めるに十分な理由だと言えます。