浄水器はその構造上、効果が永続すると思いがちですが、浄水器にも耐用年数があり、使用し続ければ効果は徐々に低下していき、いずれは効能を発揮しなくなってしまいます。定期的に交換するがゆえに、「カートリッジの取り替えさえすれば大丈夫だろう」といったイメージを抱いてしまいます。しかし実際には、きれいな水へと浄水を行う要のパーツであるカートリッジを交換し続けても、本体側の材質が耐えられなくなってしまった場合は、浄水器の寿命となってしまいます。浄水器の本体の材質は、銅合金が採用されているケースが多く、ステンレスより丈夫で、約10年ほど保つとされています。
それ以降は銅合金が腐食していくことが避けられず、使用不可となってしまいます。つまり、耐久年数=銅合金の耐久年数ということになります。当然、住まわれている地域の水質や設置環境、使用頻度によって耐用年数が前後します。ちなみに、カートリッジの交換の時期に関しては、大抵のメーカーが推奨していることもあって、一般的に1年間が寿命とされています。
使用期限を過ぎると、水道水に含まれる金属などの異物や雑菌などをろ過する役割を徐々に果たすことができなくなっていくため、期限を守って定期的な交換を施しましょう。また、浄水器の本体の耐用年数とカートリッジの使用期限に関しては、メーカーサイトや商品カタログを取り寄せることによって簡単に確認できるので、きちんと調べて検討してから購入するようにしましょう。